2021年4月19日の夜。スペインの人気サッカー番組『El Chiringuito』に、レアル・マドリードの会長フロレンティーノ・ペレスが出演した。欧州のビッグクラブによる「スーパーリーグ」の発足が発表された直後で、ヨーロッパ中が怒っていた。
その真ん中で、ペレスは謝らなかった。むしろ「我々はサッカーを救っている」と言い切った。 この人の言葉には、いつも妙な強さがある。サッカー記者ミゲル・デラニーは著書『フットボール・マネー』で、ペレスが好んで使うフレーズを1つ挙げている。「Y así es(その通りだ)」。
たった3語で、なぜこれほど強く響くのか。彼の代表的な3つの発言を並べると、その答えは言い回しの中に埋まっている。