アンドレア・ピルロ、シャビ・アロンソ、ジョルジーニョ。 中盤の底に立ち、ほとんど走らずに試合を動かしてしまう選手たちだ。イタリアの実況や新聞は、こういう選手をひとことで regista(レジスタ) と呼ぶ。
同じ単語は、イタリア映画のエンドロールにも出てくる。監督の名前の前に添えられる「regia di ……」。 regista は、もともと映画や舞台の監督を指す言葉なのだ。
なぜ、中盤の選手が「監督」と呼ばれるのか。 しかもレジスタの周りには、トレクァルティスタ、ファンタジスタ、リベロと、日本でもそのまま使われるイタリア語がいくつも並んでいる。それぞれ、もとは何を意味していたのか。そして、その名前を背負った選手は誰だったのか。