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チャントの言葉

「You'll Never Walk Alone」はなぜ“ひとりで歩かない”なのか——ユルネバがサッカーの歌になるまで

日本では「ユルネバ」の愛称で知られるリヴァプールのアンセム。でも題名を「君はひとりじゃない」と訳すと、ひとつ大事なものがこぼれ落ちる。キーワードは「歩く」だ。

キックオフ前のアンフィールド。スピーカーから前奏が流れはじめると、ゴール裏が一斉に赤いマフラーを頭上に掲げる。数万人が歌うのは、60年以上前のヒット曲「You'll Never Walk Alone」だ。

日本のサポーターはこの歌を、親しみをこめて「ユルネバ」と呼ぶ。You'll Never の頭だけを取った、いかにも日本らしい略し方である。

ところで、この題名を「君はひとりじゃない」と訳すと、少しだけこぼれ落ちるものがある。英語はなぜ「ひとりで歩くことはない」と言うのか。そして、もともとミュージカルの曲だったこの歌は、どうしてリヴァプールのものになったのか。

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