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言葉の起源

「Relegation」はなぜ“降格”ではないのか——ボーフムの奇跡とドイツ語の入れ替え戦

英語なら「降格」。ところがドイツでこの言葉が鳴る夜、まだ誰も落ちていない。ローマ時代の“追放”から始まった、一語の不思議な旅。

2024年5月27日、デュッセルドルフ。延長120分を終えてもスコアは動かず、勝負はPK戦にもつれ込んだ。最後のキックが外れた瞬間、アウェーのゴール裏が青く爆発する。VfLボーフムが、1部に踏みとどまった。

翌朝のドイツの見出しには、ある単語が並んだ。Relegation。英語を少しでも知っている人ほど、ここで首をかしげるはずだ。relegationは英語で「降格」。でもこの夜のボーフムは、降格していない。むしろ降格から逃げ切ったのだ。

では、ドイツ人が口にする「Relegation」とは、いったい何を指しているのか。

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