← コラム一覧

言葉の起源

「バロンドール」はなぜフランス語なのか——70年目の“金のボール”

ロンドンで開かれても、英語で司会されても、この賞の名前だけは訳されない。しかもその「ボール」には、イタリア語の血が流れている。

2026年10月26日、ロンドンのパラディアム劇場。照明が落ち、プレゼンターが封筒を開ける。読み上げられるのは、その年の世界最優秀選手の名前と、もうひとつの決まり文句——「Ballon d'Or」。

会場はイギリス、進行は英語。それでも賞の名前だけは「Golden Ball」に置き換えられない。日本でも「金球賞」とは呼ばず、カタカナで「バロンドール」だ。なぜこの賞だけは、世界のどこへ行ってもフランス語のままなのか。

続きは無料ログインで読めます

Googleでログインして続きを読む