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言葉の起源

「Curva(クルヴァ)」はなぜ“人”を指すのか——ミラノのふたつのゴール裏と「ドッピア・クルヴァ」

イタリア語の curva は、ただの「カーブ」。それがミラノでは声明を出し、協定を結び、ついには捜査の名前にまでなった。

ダービー・デッラ・マドンニーナの夜。キックオフ直前のサン・シーロで、南側のゴール裏が赤と黒の巨大な絵で埋まる。すると反対側、北のゴール裏が青と黒で応える。実況はそれぞれを「クルヴァ・スッド」「クルヴァ・ノルド」と呼ぶ。

ボールが動く前から、ふたつのゴール裏はもう言葉でやり合っている。横断幕で相手をからかい、コレオグラフィーで切り返す。ただし、手は出さない。この街のゴール裏は40年以上、そういう約束で動いてきた。

気になるのは「クルヴァ」という言葉だ。イタリア語の curva は、ただの「カーブ」。道の曲がり角やグラフの曲線を指す、ごく普通の名詞である。それがなぜミラノでは声明を出し、協定を結び、2024年には警察の捜査の名前にまでなったのか。

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